まだ息があったか!

しがない漫画家があんまり外に出れないなりに1日にあったことや思ったことの日記をつけていく。

友達の彼氏に会ってきた

※最初に注釈しておくと以前「嫌いだ」と指した勝手にLINEした友人の彼氏ではない。

 

 

神戸で暮らす友人に会ってきた。

会うのは数年ぶりで、けれど会ってなさを感じさせる様子は微塵もなく遠くに私が居るのに気付きすぐに駆け寄ってくれた。

同人のイベントが神戸開催だったので「折角だから会えないかな?」と提案したところ快諾をいただき本日会って中華街でもぶらぶらするかと話していた。

 

港は気持ちがいいから海を見ながら散歩しようという友人の粋な誘いに私は二つ返事でついていき、ハーバーランドへと着いた。

本日は快晴、照りつく太陽に秋晴れの高い空が海を遠くまで見晴らしてくれ、開けた場所が大好きな自分の気分は最高潮だった。

早々に移動して中華街にいくかと話していた当初の予定は海の広さと風の気持ち良さでかき消され、私と友達は2人で腰掛けて近況を話したり海で跳ねる魚を見たりして港を楽しんだ。

 

すると友人の彼氏がなんと合流するらしい。噂はかねてより聞いており彼氏を指すときは勝手にあだ名で呼んでいたし電話で話したこともあるけれど顔を合わせるのは初めましてだ。

友人の大事な人に粗相をしないかとヒヤヒヤしたけれどいざ顔を合わせたらもう早速「この子辛いもの苦手なのにやたら買ってきて食べて「もう無理〜!」とか言うよね〜」「あるある〜途中で俺によこしてくる〜」などと友人の生態あるある話で盛り上がった。

この彼はなんととあるスポーツのプロ選手である。体格がめちゃめちゃ良い。

押し戸を開けて女性や通行人を先に通してあげたりエレベーターで戸を抑えてくれてる人にお礼を言ったり私のイベント帰りの大荷物を気遣って先に車に置きますか?と案内してくれたりとまあ〜〜〜〜紳士な好青年なのだ。

 

自分がおしゃべりな人間なので大丈夫だろうか?と思いながら会話の途中で「◯ちゃんは?」「▲はどうよ?」などと会話のキャッチボールになるようにパスをはさみ気をつけながら喋っていたのだがいつしか自然と3人で喋れていた。

 

友人はとても美人で、ド腐女子のオタクとはまったく想像つかない容姿でなんというか一言で言うとキャメロンディアスだ。服の趣味などもセレブなのが似合う。サロペットを着た私と並ぶとまず「え?本当に友達?」と傍目に思われるであろうことが容易に想像できる。

彼氏も最初はまったく知らなかったそうだけど趣味を否定せず、君が好きならと一緒に見てくれるそうだ。友人も友人で彼の仕事の付き合いで遠くへ飛び回ったりゴルフに行って楽しさを発見したりしていた。

否定から入らず互いに作用しあっていいところを見つけあってるのがもうひしひしと伝わってきてなんていい2人なんだろうなあ〜と多幸感につつまれた。

友人もそういうところに感謝しながら付き合ってると言っていた。

私に彼を紹介できて嬉しいとも言っており照れた。こちらこそ、彼も彼女も忙しいであろうに時間を取って会いに来てくれてたいへん嬉しかった。

 

以前ここでも自分に恋人やパートナーの類が居ないことを触れたし未だに自分に必要を感じないのはそう簡単に変わらないと思うけれど、こういった友人と彼の姿を見ると歩み寄って尊敬しながら一緒に居れる人がいるのは素敵だな〜という気持ちは深く刻み込まれた1日であった。