吐く技術(嘔吐表現多様につき注意)
オエっと吐くことは皆さんお得意だろうか?
私は割と得意な方だと思っていた。
如何せん乗り物酔いが昔から激しい身であり、家族で車に乗るとまあ2時間ほどで吐いたり吐けずに気分悪いままその後の時間を過ごすなどしていた。
よって自分は乗用車が大の苦手だ。
閉所も怖い。
天井が頭に近ければ近いほど怖い。
愛知県美術館の8Fのギャラリーくらい(4m?くらい)頭から遠く無いと嫌だ。
いや4mは言い過ぎかもしれないが大は小を兼ねると古来より言われている。
さて今回の頭痛は乗用車も閉所も関係なく、なんの前触れもトリガーもなしに急に訪れた。
突然の来客に備えた薬など家には無く、夜21時30分というなんとも
「夜はまだこれからだぜ」
…な時間帯に早々と床に就くことで回復を期待した。
まあいつもの就寝時間より早すぎてちょっとゲームをしたりLINEをするなどしたけれど横にはなっていた。
…が、しかし気持ちが悪くなった。
基本的に自分が頭痛に見舞われた際はストレッチすることや早寝で解決してきたので「気持ちが悪い」「吐きそう」というレベルの頭痛には遭遇したことがない。
以降トイレとベッドを往復することとなった。
…吐けない!
この自分が?
こと嘔吐に関して躊躇なく、むしろ袋を備えていく自分が!?
吐けずに5往復も!?
そう5往復もしたのだ。
一人暮らしなので誰かに背をさすってもらうこともできず、
「ああそういえば先日SMバーで飲んだ際女王様に強めに背中をさすってもらうことで楽に吐けたこともあったなあ」
などと情けない思い出をフラッシュバックさせるなどしたが女王様をコールするわけにもいかず、1人でもがき苦しんだ。
あの出そうで出ない苦しみがわかるだろうか?
本当に、本当に惜しいのだ。あとちょっとなのだ。
もうここまでくると願う気持ちになってくる。
さあ今回はですね、ちょっと吐いてみようなんてね、思うんですけどもね!
などとYoutuver風に言ってみても吐けないものは吐けない。むしろブロック前でよかった。
しかし今回、新技を編み出した。
息を止めるのだ。
上を見ながら、息を止め、しばらく待つ。
そうすると「あ、もう無理!」ってなってそこからは一瞬で吐けた。
怒涛である。ナイアガラの滝も「いい波乗ってんね〜!」と私のフェイスブックにいいねしたに違いない。(フェイスブックやってない)
やっぱりね、慣れたと思ったら成長ってのは止まっちゃうんですね。
常に上を見ていかないと吐く技術も衰えていくんですね、身にしみました。
吐いた後は楽になりその後はスンッと寝たんですが
SIRENの夢を見たのでまあ〜寝た気がしませんでしたね!
明日はもっといい日になるよね、屍人太郎!
へけっ